ペアガラスの性能について
2025/04/09
ペアガラスは、断熱性や防音性が高いことから、リフォーム業界で注目されています。
一般的に、2枚のガラスの間に空気層を挟むことによって構成されており、この設計が熱の移動を抑え、室内の快適さを保つのに寄与します。しかし、メリットだけではなく、デメリットも存在します。
ペアガラスの具体的なメリットとデメリットを詳しく解説し、リフォームを検討している方にとって有益な情報を提供します。これにより、皆さんがより良い住環境作りに参考にしていただけば幸いです。
目次
ペアガラスの特徴
ぺアガラスとはガラスが二重になっている構造で「複層ガラス」とも呼ばれます。
1枚のガラスだけでは、雨風をしのぐ役割しかありませんが、ペアガラスには2枚のガラスの間に空間があり、スペーサーと呼ばれる乾燥剤入の金属部材を間に挟み、乾燥空気を封入して作られています。
その為、断熱性能や遮熱性能が上がる種類のペアガラスもございます。
また、アルゴンガスやクリプトンガスと呼ばれる熱伝導率の低いガスを封入したものや真空にしたものなど多くの種類の製品があります。
ペアガラスにするメリットとデメリット
【メリット】
※ペアガラスには沢山の種類がある為、ペアガラスの種類によっては当てはまらないものもございます。
〇断熱効果で外気温の影響を受けにくくする
ペアガラスにすると、断熱性能が高くなります。
断熱性能が高くなることで、暑い時期や寒い時期でも室内を快適な温度に保てることができ、エアコンなどにかかる電気代を節約できます。
〇結露を防ぐことでカビやダニの発生を抑える
ペアガラスは室内側のガラスと室外側のガラスの間に空気の層があるため、室内と室外の温度差が小さくなり、結露を防止します。
窓の結露はカビの原因にもなるため、窓の結露でお困りの方はペアガラスを検討してみてもいいかもしれません。
また、ペアガラスを設置しても内側が結露した場合は、ペアガラスの経年劣化であるため取り替えの目安となります。
〇紫外線カット率が高い
ペアガラスは通常のガラスより紫外線カット率が高いです。
紫外線をカットできると、床や畳、家具の日焼け防止にもなるため、家電の故障も防止でき、築年数が経過しても家具家電へのダメージが少なく、メンテナンス費用や買換え費用を抑えられるでしょう
〇防犯効果がある
ペアガラスにはいくつもの種類があり、安全合わせガラスを組み入れたペアガラスでしたら、ガラス破りや不審者の侵入を防ぐことができます。
安全合わせガラスは2枚のガラスの間に特殊な樹脂中間膜を挟んでいるため、バールなどで叩いても簡単には割れないことから、近年、防犯性が高く多くの住宅へ採用されています。
【デメリット】
〇価格が高い
ペアガラスはガラスの枚数が増える分、一般的な窓ガラスよりも高価です。
ガラスとガラスの間の中空層に何が封入されているかでも価格は異なるため、窓の性能と価格のバランスを踏まえて検討しましょう。
また、ガラスが2枚になる分、一枚ガラスよりも厚みが出るため、リフォームなどで1枚ガラスから変更する場合にはサッシの交換が必要になる場合があります。
〇重くなる
一枚ガラスに比べ、ペアガラスは重くなります。
窓の開け閉めがしにくくなる可能性もあるため、その点を踏まえて検討しましょう。
とくに高い位置にある窓は重くなると開け閉めの負担が大きくなるため注意が必要です。
〇熱割れが起きる場合がある
熱割れとは、温度差によってガラスにヒビが入ってしまうことを言います。ペアガラスの熱割れは、ガラス間の空気の温度とサッシ接合部の温度の差に影響されることが多いと言われています。
とても冷え込んだ日に、窓付近で暖房器具を使うことは避けた方がいいでしょう。
ペアガラスへ交換するにあたり注意点
〇一般的なペアガラスでは防音性が高まらない
ガラスの枚数が多い為、音を遮断するイメージがあるかもしれませんが、一般的なペアガラスでは防音性は高まりません。
防音性を高めるには、複数枚あるガラスのうち1枚の厚みを変更したり、防音ガラスを導入したり、ガラスの間が真空状態のペアガラスにするなどの必要があります。
〇アタッチメント部分は結露が発生しやすい。
窓の結露対策でペアガラスを検討している場合、アタッチメントでの取り付けでは、本来の目的を達成できない可能性もあるため、サッシごとの交換がおすすめです。
また、一枚ガラス用のサッシにペアガラスを設置する場合、ペアガラス本来の性能を発揮できない場合がありますので注意が必要です。
まとめ
ペアガラスとは、2枚のガラスで形成されている窓ガラスです。
断熱・遮熱効果や防犯効果があるなどのメリットがある一方で、熱割れを起こすなどのデメリットもあります。
また、色々な種類がある為、ご自宅の用途に合わせて1枚ずつ異なる性能のガラスを組み合わせを考えてみましょう。


