バルコニーのない家の魅力
2025/03/28
住まいの選択肢として、狭小住宅や都市部を中心にバルコニーのない家は今注目を集めています。
なぜ、バルコニーがない家が増えているのでしょうか。
このブログでは、バルコニーのない住まいのメリットや外観のデザインについて掲載いたします。
目次
バルコニーのない家が増えている理由
近年、乾燥機やランドリールームの導入、花粉などの影響で外干しの機会が減ったことにより
2階建て以上の一戸建てでバルコニーを設けないという家庭が、増えてきています。
バルコニーを設けない最も多い理由の一つはコスト削減です。
2021年のウッドショックから、建築材料の高騰が継続しており、建築にかかる費用は年々高くなっています。
また、共働き世帯の増加にともなって室内干しも増えたことや、ドラム式洗濯機で衣類の乾燥まで洗濯機一つでおこなう家庭が増えたりました。
他にも、浴室乾燥機の方が衣類が傷まないという理由で浴室乾燥機を主に使っているという家庭もあり、
コスト削減の一つの方法として「バルコニーを省く」という選択肢が近年増えています。
バルコニーのない家のメリット
◯コスト削減
バルコニーの広さや仕様により異なりますが、約50〜100万円の減額となります。
また、バルコニーをなくすと建築費用だけでなく、維持管理費用も削減できます。
◯掃除の手間を省ける
砂や鳥による糞尿の汚れ、屋根のあるバルコニーでも雨水で汚れますので
定期的の掃除が必要になります。
また、季節によってはセミなどの虫の死骸も処理しなくてはなりません。
ですが、バルコニーをなくしてしまえば、掃除の必要は一切ありません。
◯防犯性が高くなる
バルコニーはプライバシー的な観点から壁で囲まれたものが多いので、
地上から室内が見えづらくな良い反面、空き巣にとっては周囲からの目隠しとなってしまい、
隠れてじっくり解錠ができてしまう空間にもなっているのです。
その他にも、干している洗濯物で空き巣に家族構成を推測されてしまうこともあります。
また、バルコニーの位置も周囲に空き巣の足場となるような塀や電柱があれば防犯性は低くなってしまいます。
しかし、バルコニーをなくすという選択肢を取ることで、空き巣も解錠作業がしづらくなり防犯性が高くなります。
トレンドの外観デザインになるバルコニーがない暮らし
近年はシンプルモダンな外観デザインがトレンドで、凹凸の少ないキューブ型住宅の人気が高まっています。
バルコニーがないことにより、シンプルなシルエットになりスタイリッシュに見えるので、
現代的なお洒落な外観に仕上がります。
バルコニーがなくても心地よい住まい
近年増えているバルコニーがない家は、コスト削減や掃除などのメンテナンスを省けるうえ、外観がすっきりとスタイリッシュになるなど、メリットが多く、現代の家づくりのトレンドに沿った住まいといえます。