食洗機の種類と特徴解説

食洗機を選ぶ際、まず押さえておきたいのはその種類と特徴です。一般的に、食洗機は「据え置き型」「ビルトイン型」の2種類に分類されます。まず、「据え置き型」は設置が簡単で、移動も容易なため、賃貸住宅に住む方におすすめです。一方、「ビルトイン型」はキッチンに組み込まれるため、高級感があり、スペースを有効活用できます。しかし、設置には専門の工事が必要となります。次に、それぞれのメリットとデメリットを考慮することが重要です。例えば、据え置き型は場所を取る場合もありますが、価格は比較的安価です。「ビルトイン型」は高価ですが、デザイン性や収納力に優れています。このように、ライフスタイルやキッチンの設計に合わせて、最適な食洗機を選びましょう。

洗機は大きく分けて、「据え置き型」「ビルトイン型」の2種類があります。

◯「据え置き型」

据え置き型はキッチンの作業台の上などに設置できるので、新築後に後付けでも導入できます。
給排水の関係でシンクから一定距離内に配置する必要があり、キッチンの広さや置き場所によっては作業スペースが圧迫される可能性があります。

ですが、スペースを取るため小さいキッチンには不向きです。

 

◯「ビルトイン型」

ビルトイン型はキッチンの作業台の下に組み込まれるタイプ。
食洗機が天板下に格納されるので、作業台をすっきり広々と使えます。

キッチンに組み込む形で水道の配管工事も必要なので、新築時に導入されることが多いです。

あとから設置する場合には、リフォームが必要になることもあります。

 

メリット

◯食器洗いが楽になる

食洗機を使えば、毎日の食器洗いの手間を大きく削減できます。

1日3回20分ずつかけていた食器洗いが5分で終われば、年間で270時間以上の時間の節約にも。

空いた時間で家族との時間を過ごしたり自分の趣味を楽しんだりもできます。

◯洗浄力が高い

食洗機は高温のお湯で高圧洗浄するので、油汚れなどもすっきり落としてくれます。
洗剤と高温洗浄の組み合わせで、手洗いよりも高い除菌効果も期待でき、きれいで衛生的な洗い上がりが期待できます。

◯手荒れを防止できる

水仕事や食器用洗剤による刺激から手を守り、手荒れを防ぐことができます。

◯光熱費が抑えられる

食洗機は手洗いよりも光熱費を節約できるケースがあります。
水道代やガス代が高い地域なら、節約効果も高いでしょう。

 

デメリット

◯導入費用がかかる

食洗機の導入には、本体購入費用と設置工事費用がかかります。

また、不具合が出てしまうと、修理費がかかる可能性もあります。

◯予洗いが必要

食洗機に食器を入れる際には、ざっと汚れを洗い流す「予洗い」が必要なケースがあります。
最新の高機能食洗機であれば予洗いが不要なものもあるので、そのような食洗機を選ぶ方法もあります。

◯食器の入れかたにコツがいる

食洗機は食器の入れ方にコツがあり、慣れるまではセットに時間がかかったり、セットの仕方が悪くて洗い残しが発生したりする可能性も。

◯食洗機で使えない食器がある

熱に弱いプラスチック製の食器、薄いガラスのグラスやお皿、木製お椀など、食洗機に不向きな食器があります。
このような食器を多く使用する家庭や、食器の分別が面倒だと感じる方には、食洗機の必要性は低いかもしれません。

食洗機は、家族の人数が多い、家事を時短したいといった家庭には利点が大きいですが、少人数世帯や食洗機で使えない食器を多用する家庭では必要性が低くなる可能性もあります。

ライフスタイルに合った食洗機を見つけ、快適な生活を手に入れましょう。