家をもっと涼しくする暑さ対策リフォーム
2024/07/24
近年、夏の暑さはますます厳しくなり、我が家で快適に過ごすための工夫が求められています。特に、エアコンに頼りすぎると電気代が気になるのも事実です。そこで、家をもっと涼しくするための暑さ対策リフォームが注目されています。本記事では、効果的なリフォーム方法や素材、工夫を紹介し、快適で居心地の良い住環境を実現するためのアイデアを提案します。あなたもこの夏、涼しさを手に入れませんか?
目次
家の中が一番危険!?
実は、家の中で熱中症になる人が一番多いんです。昼間のリビングに加え、夜間に寝室で発症する場合も多く、一日を通して油断ができない状態になっています。昼も夜も安心できないご自宅は快適だと言えません。住まいは私たちの生活の基盤であり、毎日を過ごす大切な場所です。しかし、時が経つにつれて、家の状態やライフスタイルが変わることは避けられません。そんな時、リフォームが重要な役割を果たします。リフォームによって、老朽化した部分を改修するだけでなく、使い勝手を向上させたり、デザインを一新したりすることができます。さらに、エコに配慮したリフォームも増えています。太陽光発電システムの導入や断熱材の改善により、光熱費を抑えることができるだけでなく、環境への負荷を軽減することもできます。リフォームは、単に見た目を良くするだけではなく、私たちの生活全体を豊かにする手段なのです。 心地よい住空間を作るために、リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
対処方法①窓から入る熱(日射)を減らす
大切なのは、そもそも熱(日射)を室内に入れないようにすることです。高い位置の日射は軒を出すことである程度遮られます。重要なのは朝日(東面)と夕日(西面)の対策。入射角が低いため、外付けブラインドやオーニングを取り付け、窓全体を覆う工夫をしましょう。
もっと手軽にしたいなら、ホームセンターなどで売られている断熱シートや断熱フィルムを窓に張り付ける方法も。ほかにもすだれやひさし、ブラインドが窓からの日射を防ぐ方法として代表的です。
対処方法②部屋の温度差をなくす
エアコンの冷気が底にたまると、温度差で不快感が発生します。これを防ぐには、サーキュレーターを使って空気を循環させるのが効果的。
サーキュレーターは強い風を一直線に発生させます。エアコンの下に置いておけば、冷たい空気を部屋の上部へ送り、部屋の温度を均一化します。
扇風機だと風が多方向に散り、短距離にしか届かないため、サーキュレーターを使うのがおすすめです。
断熱リフォーム
根本的に暑さを解決する方法は、やはり住宅の高断熱化です。
熱を室内に送り込んでいるのは主に西側と東側の窓。断熱性能に優れた窓に交換すれば、熱が室内に入り込む前にブロックでき、室内の温度上昇が防げます。リフォームの際はフレームごと替える方法か、内窓を増設し2重窓にする方法のどちらかが良いでしょう。内窓を増設すれば、開け閉めの手間は増えますが、省コスト短時間でリフォームができます。
部屋の温度差を防ぐためには「屋根」か「天井」を断熱化しましょう。
工法としては、屋根のすぐ下に断熱材を入れる「屋根断熱」と、天井板のすぐ裏に断熱材を入れる「天井断熱」があります。
屋根断熱だと施工の際のコストはやや割高になりますが、天井板を張る必要がなく、屋根のすぐ下から部屋空間として利用できるため、伸びやかな空間が作れます。
天井板で断熱をする天井断熱では、屋根を通過した熱が天井裏の空間にたまるため、小屋裏の空間は利用できなくなりますが、コストを抑えられるメリットがあります。
コスト面や天井裏の使用方法も考えて、あなたの住居にピッタリな方を選んでください。